手一杯の手をひとつ
少し前、作家でミュージシャンで映画監督でもある辻仁成さん(あのみぽりんの元夫ね)が、
こんなことをTwitterで呟いていました。
「この二年、人生立て直し、十くん育てるので手一杯で、
友人たちのSOSにも、世の中の不幸にも気持ちを傾けられなかった。
誰かを助けるなんて無理だった。ごめんなさい、と思ってました。
やらなきゃいけないことはまだあります。
まず家族や友人たちへ心を配ることから始めよう。
手一杯の手をひとつ」
この二年、人生立て直し、十くん育てるので手一杯で、友人たちのSOSにも、世の中の不幸にも気持ちを傾けられなかった。誰かを助けるなんて無理だった。ごめんなさい、と思ってました。やらなきゃいけないことはまだあります。まず家族や友人たちへ心を配ることから始めよう。手一杯の手をひとつ。
— 辻仁成 (@TsujiHitonari) 2016年2月16日
辻さんは大学の先輩でもあるので、若い頃からちょっと気にかかる人でした。
「十くん」というのは、中学1年生の息子のこと。
離婚して父子家庭になり、お金もそんなにあるわけではなさそうで(?失礼っ笑)、
なんだか大変な様子は本人の日々の呟きから伝わってきていました。
かつ、ちょっと弱くて繊細な心を持ってる人みたいだしね。
この呟きは、私にとってもぐっと心に迫ってくるもので、
「うんうん、そうそう、自分と家族のことで精いっぱい、人を助けるなんていう領域には行けない自分、
でも世の中、人助けや支援が当然みたいになっていて、なんだかうしろめたく、自分が情けない気分・・・、
でも、そういう時は、それでいいんだよね・・・」と、
Twitterで見た時、自分だけがそう感じているんじゃないんだと、泣けてきそうになりました。
そうか、辻さんのような有名人でも、そんなことを感じる日々なのか、
そして、リツイートや返信の多さにも、
世の中、このことに共感する人が少なくないこともわかって。
救われたような気持ちになり、
無理せず、でも前に進まねば、という気分になりました。
ぼちぼちだけど、ここにリアルな日々を綴っていこうかな。
実は、他のぶろぐもTwitterもFacebookも、とあるSNSなんかもやっていますが、
このHatanaブログのことは、とりあえず誰にも知らせずに、笑。
そんなことを考える、暖かい、確実に春を感じる今晩です。