季節めぐり

季節はめぐり、人生もめぐる

雑草が庭の保湿&保水に?ならば暑いので草取りしないことに(笑)

 

今、我が家で一番元気な植物は雑草と呼ばれる草たちです。

とくに裏庭の草々。

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梅雨の合間に草取りしなくちゃと思っていましたが、

ずっと雨が降り続いたことと、

小雨の日も、とても蒸し暑かったこともあり、

とうとう手をつけることがなく。

 

そして梅雨が明けてみれば、酷暑の日々が続き、

草取りさえも熱中症の危険が。

 

現在、裏庭で咲いている花といえば、このエキナセアだけ?

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まあ、草取りは少し暑さがやわらいでから、と考えていましたが、

ここ最近、裏庭の草ボーボーエリアが、いつもの夏と少し違って、

なんだか潤ってるじゃないの?と感じるんですよね。

草々があるからこそ保湿されているような、

地中の水分も、そこそこに保たれているような、

そんな様子が見受けられます。

 

だからか、いつも葉がチリチリに焼け焦げたようになり、

真夏に落葉してしまうヤマボウシも、

今でもきれいな葉を保っています。

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この、銅葉のアメリカテマリシモツケディアボロも、

暑さと水分不足で葉が焼けることなく、元気そう。

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こ銅葉、春はもっと銅色なんですが、

気温の上昇とともに色が薄くなっていきます。

 

過去の写真ですが、5月の葉の色はこんな感じ。

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小さな白い花が、テマリシモツケの名のごとく、

丸くまとまって咲きます。

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その白い花は、やがて赤く熟したようになり、

葉色の変化、花色の変化、その両方が楽しめる低木です。

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さて、草の話にもどって。

下の写真はクラウンベッチ(コロニラ バリア)という、

地を這い、近くの木を登ってはびこる、とてもとても強靭な草。

ツルレンゲ、あるいはタマザキ(クサ)フジという別名もあるそう。

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これ、草といっても、勝手に生えたわけでなく、

2013年の春先に、おぎはら植物園さんから

取り寄せた小さな苗を私が植えたのです。

 

春から秋の始め頃まで、真夏の暑い時期をのぞいて、

こんな、かわいい花が咲くんですよ。

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この花が咲いた姿は、まさしくツルレンゲです。

 

地下茎でどんどん増えて、地面を覆いつくすようにはびこるので、

自生している田舎では、やっかいな雑草扱いで、

買って植えるなんて!という植物だそうです。

しかし、地下茎で生える範囲を広げるものの、

根がそれほど深くならず、

生えてほしくないところから出てきた場合、

手で引っ張るだけで、ツツツツーッと簡単に取り去ることができます。

 

植えて2年目で、「やっちまった・・・」と思ったものの、

扱いがわかってからは、

自然な草原というか、自生しているかのようなお花畑というか、

庭にそんな風情を与えてくれる、

私にとってはなくてはならない植物になりました。

 

それと、このクラウンベッチには、

父との忘れられない思い出があるので、

これからも大切にしていきたいと思っています。

大切にしなくても、自力で生きのびる植物ですけどね(笑)。

その思い出については、また今度書きますかね。