季節めぐり

季節はめぐり、人生もめぐる、乳がんサバイバーになりました

広島への原爆投下の日に、 命あることに感謝して

まだ入院中ですが、
肺血栓塞栓症で緊急入院して11日目。
順調に回復しています。


今週中には退院できるよう、
体力回復のために、リハビリも頑張りましょうと、
ドクター女史。

さて。

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私が今いるトヨタ記念病院。
以前は「記念」は付いていなくて、「トヨタ病院」だったのね。
私はそのトヨタ病院で1964年5月26日に誕生したんです。

そして今年は2024年。

お気づきいただけたでしょうか。

1964→→→→→→2024年
どちらもオリンピックイヤーですねー。
東京オリンピック→パリオリンピック

そう、60年の月日を経て、0歳の私は60歳となり、還暦。
還暦は、暦が還る(こよみがかえる)生まれ変わりの年。

まさか、60歳・還暦の、生まれ変わりの年のお正月早々に、60年前に生まれた病院で、乳がんという大病の告知を受け、3月に手術を受け、生まれ変わったかの如く、人生これからだと、清々しい気持ちに浸るとは思ってもいない展開でした。

そこへきて、7月末、今度は、肺血栓塞栓症という命が危ぶまれる疾病に急襲され、一晩はEICUで救急救命管理され、命を救う処置が施され、11日後の今日、広島に原爆が落とされた日に、我が命が続いていることに感謝する日なのだと、そんな感覚がわいてきました。

トヨタ病院で生まれて、母に抱かれて退院する時、父が思い出として、病院を背景に撮影した写真が、私の成長を記録するアルバムの第1号、その1ページ目に貼られています。


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そのページを広げて、現在のトヨタ記念病院を背に、60年前と60年後のその日、今年の私の60歳の誕生日を大切な日にしようと、時代を融合させた写真を撮影したのでした。


乳がん手術後の放射線治療に通う日々の合間に撮った写真。

人類の幸せのために使う放射線で、
また命を延ばしてもらっている日々のことでした。