季節めぐり

季節はめぐり、人生もめぐる、乳がんサバイバーになりました

鉢を塗る。古くなったプラスチック鉢をペイントしてリメイク

 

ここに写っている大小の鉢、

真ん中あたりの小さなテラコッタ鉢と、その右の素焼き鉢を除いて、

そのほとんどが、汚くなっていたプラスチックの鉢を

ペイントして、リメイクしたものです。

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去年の暮から春先にかけての寒い間、夜になると、室内で、せっせせっせと、

鉢にペンキを塗りたくっていたんです(笑)。

 

長いものでは、もう30年くらい使っているプラスチック鉢。

当然のことながら、汚くなったり、劣化が目立っていたんですよね。

それで、以前から、たまーにやっていたペイントリメイクを、

あらゆる鉢にしてしまおうと。

 

色は、黒に近いグレーや、白っぽくぼけたグレー、

それに、一見すると陶器に見えるような、濃い茶色に、と。

 

上の写真の赤い鉢は、ちょっと遊びで塗ってみたもの。

同じような色の、赤いガーベラを植えたら似合うんじゃないかと。

縁のウォータースペース部分は、

アクセントになるかなと、こげ茶色に塗りました。

使ったペンキは、すべて水性ペイントです。

 

これらも、左手前の鉢以外、グレー系にペイントリメイク。

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右上二つは、まず黒で塗って、乾いたら、上からオフホワイトを、

スポンジでシャシャッと、軽くこすり付けるようにして仕上げました。

下のスタンド型ポットは、グレーの上にオフホワイト加工です。

このスタンド型ポット、それこそ、もう30年ものです。

 

この、ミニバラの左のプランターはスプレーマムが植えてあるんですが、

黒の上に濃い茶色を塗っています。

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凹凸の模様を生かしてニュアンスを出してみようと、

上から塗る濃い茶色は、できるだけ凸の部分だけにのるように、

凹の部分は先に塗ってある黒が残るようにしました。

刷毛を押し付けずに、軽く置いて、サーーーッと走らせるように使います。

 

こちらの、右の四角い大鉢はバラが植わっています。

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これは、数年前に一度ペイントしたものがはげていたので、

適当に上塗りしてみたのですが、

グレーに塗ってあったものを、まず濃い緑色を大雑把に下塗り。

その上からチョコレートという色名の水性ペンキをのせて、

うっすら緑が残るようにして、

古い陶器鉢のように見えるといいなーと。

 

下の二つは100円ショップのプラスチック鉢。

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グレーの上にオフホワイトをぼかし塗り。

 

黄色いビオラを植えていた鉢は、

なんだかエスニック模様というか、古代模様というか、これも古株さん。

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茶色の上に白をスポンジでのせましたが、

かすれたようになっているのは、劣化がひどくてささくれ立っているので、

自然に「風合い“風”」になりました(笑)。

 

ペチュニアなどを植えているこちら。

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まだきれいな鉢ですが、オフホワイトを少しだけこすり付けて、

テラコッタ鉢の「白華現象風」をねらってみましたが、どうかな?

 

ヒメウツギが植えてある細長い鉢は、

濃いブルーの上に、砂を混ぜた濃い茶色を塗り塗り。

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先に塗ったブルーが少し見えるように、

上から塗った濃い茶色は、わざとムラ塗りしました。

その濃い茶色はツヤありで、釉薬を塗った陶器のように見えるかな?

あ、鉢を撮影しようとした写真ではないので、

ボケててわかりにくいですね。

 

斑入り葉のジャスミンが植えてある鉢は、黒やグレー、茶色でもない色に。

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余ったペンキを適当に調合して、くすんだグリーンをつくってみようと。

もともと、鉄製の錆びた脚立を塗るために調合した色ですが、

そこそこ気に入ったので、この鉢にも塗ってみたのでした。

 

さて、下の写真は2013年に撮ったもの。

かつてのブログに載せた、プラスチック鉢ペイントリメイクの、

Before & After です。

 

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ペイント前の鉢が、どんなに劣化して、汚くなっていたか、

そんな写真は撮っていなかったので、

過去の画像の中に、何らか写っているものはないかと探してみました。

 

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上のほうの三つ並んだ鉢、白く粉を吹いたようになっていたり、

葉緑素や黒カビらしきものが付着して、汚いでしょ~(笑)。

こんな感じの鉢という鉢を、おそらく100個以上、

せっせと塗ったわけです。

 

さてさて、ガーデニング用の鉢についてですが、

私は、ほぼ、9割がたプラスチック鉢を使っています。

 

理由はいくつか。

まず、プラスチック鉢は、なんといっても軽いこと。

 

ガーデニングを始めたのは、かれこれ30年前かな。

現在は、実家で親と同居していますが、

当時は賃貸マンション住まいで、ベランダガーデニングでした。

賃貸ということもあって、重量物をベランダに増やしてはいけないと、

テラコッタなどの鉢に憧れはしたものの、

プラスチック鉢に制限していました。

 

そんな時に、ある出来事がありました。

私に影響されて、大学時代の後輩がガーデニングを始めたのですが、

素敵な鉢がいいと、重さのあるテラコッタの鉢を買い揃えて、

寄せ植えなどを楽しんでいました。

そうこうしているうちに、重い鉢の移動中に腰を痛めてしまい、

それも、しばらくはガーデニングができないほどと聞いて。

 

ガーデニング、いいよ~、いいよ~とすすめていた私は、

なんだか悪いことをしてしまった気持ちになり、

そして、私も気を付けなければと。

 

そんなこともあって、プラスチック鉢でやっていこう、と。

 

さらなる理由としては、

やはり、プラスチック鉢は価格が安いこと。

「わーっ、素敵、おしゃれ!」と思ったテラコッタ鉢一つの値段で、

同じサイズのプラスチック鉢が10個20個買えるくらい、

ってこともあるわけで。

 

ガーデニングを贅沢な趣味にしてはいけない、

日常の中の楽しみの一つであって、

お金をかけて、うしろめたさを抱いたり後悔するのは嫌と感じている私は、

やはりプラスチック鉢でいこうとなったのです。

 

最後に、これが、とても大事な理由。

バラを育てるようになったのは2002~2003年頃ですが、

テラコッタや素焼きの鉢に植えていると、

真夏の暑い時期に、

土の水分が、あっという間に蒸発してしまうという事態になり、

これはいかん!と。

 

たとえば真夏の35℃を超えるような日は、

朝と夕方(あるいは夜)の二回の水遣りでは、

昼の間にカラカラになってしまい、

プラスチック鉢でないと管理が難しくて、

バラ栽培が楽しくなくなると考えたのでした。

 

そんなこんなで、主にプラスチック鉢でやっていますが、

年齢も重ねた今、

重たい鉢を増やしていないでよかったなぁと感じています。

 

夏顔の花たち、やっと少し過ごしやすくなったかな

 

四季咲きや繰り返し咲きのバラは、

夏に花を咲かせると、春とは少し違ったり、まるで違ったり、

「夏顔」の花になります。

 

   このバラは、イングリッシュローズのトロワラス(Troilus)。

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   イングリッシュローズの中でも「すごく好き」な品種。

   ですが、もう日本では苗の販売がほとんどないそうで、

   (いわゆる「カタログ落ち」品種)

   大事に育てなければ・・・、あードキドキ、ハラハラ・・・、って。

 

オールドローズのパヴィヨン ドゥ プレイニー(Pavillon de Pregny)。

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このバラも、大好きなので、健やかに育ってほしいなと思っています。

 

ほんとうは、バラは真夏に咲かせてはいけないとされていますが、

チラホラ咲くくらいだったら、私は咲かせてしまいます。

それで、9月の始め頃に、少しだけ切り戻ししたり、

不調な枝をカットして整理し、

秋のバラがきれいに咲きますように!と期待します。

 

 次は、アイスバーグ(Iceberg)。

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昨年までの4~5年間、地植えにしていたのですが、

新しく建った隣家の陰になり、

さらに、隣家の庭に設置された物置の裏で風通しも悪くなったので、

思い切って鉢に植え直ししました。

鉢上げされたばかりの春は、そんなにたくさんの花が咲きませんでした。

ところが夏になって、どんどん咲いて、

今、花は小さくて「夏顔」ながら、満開といった様相。

 

白い花びらに黄色のシベ。

この、かわいらしさがアイスバーグの魅力ですね。

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   赤いバラ、ドン ファン(Don Juan)。

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   濃い色のバラは、   

   夏の陽射しでチリチリに焼け焦げたようになってしまいますが、

   ここ数日は焼けなくなりました。

   バラも人間も、ようやくホッとできる季節かな。

 

 

イングリッシュローズの、長い名前の、

ジ インジニアス ミスター フェアチャイルド(The Ingenious Mr.Fairchild)。

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これは開いて2日目なので、ちょっとお疲れ顔。

しかし、フェアチャイルドさん、夏もけっこう咲いて、

葉も病害虫に強いほうで、黒点病になって葉を落としても、

すぐ新しい芽を出して再生します。

 

春のフェアチャイルドの様子はこちらです。

doronkox.hatenablog.com

 

続いて、上二つはアウグスタ ルイーゼ(Augusta Luise)。

1日で左の顔から右の顔に変化しました。

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下の左は、レオナルド ダ ヴィンチ(Leonard da Vinci)ですが、

これはもう春の花とは別人です(笑)。

右は、エドワード ギヨー(Edward Guillot)。

 

春のレオナルド ダ ヴィンチ、上の写真の花とはまるで違います。

doronkox.hatenablog.com

  

   これも長い名前の、

   マダム アルフレッド ドゥ ルージュモン(Madame Alfred de Rougemont)。

   オールドローズです。

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    最近咲き始めた花たちは小さ目ですが、とにかく香りがいい。

    夏のバラは香りが落ちがちですが、

    鼻を近づけなくても、近寄っただけで、さわやかな香りに気付きます。

 

 

ミニバラも、いくつか咲いています。

左、グリーン アイス(Green Ice)、右、ピーチ プリンセス(Peach Princess)。 

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グリーン アイスは、とにかく強健なミニバラ。

ピーチ プリンセスは、薄い桃色の花びらが夏は白くなりがち。

 

 

    下のミニバラは、品種がよくわかりません。

    手に入れた時は、ポンポン ドゥ パリ(Pompon de Paris)と聞いたのですが、

    どう見ても、そうじゃない。

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   レンゲローズに似た花が咲きますが、

   レンゲローズにしては、ツルを長く伸ばすミニバラです。

   わからなくても、かわいいからいいです(笑)。

 

 

ミニバラの中でも極小の部類に入るシエスタ フェリス(Siesta Feliz)。

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春の花がたくさん咲いている頃、

葉が一気に黄変して落葉してしまいましたが、

短く切り詰めてみたら、少しずつ成長して開花。

これで復活するといいなーと。

 

さて、バラだけでなく、暑さにめげず咲いている花たちも。

まず、オキザリス・トリアングラリスです。

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 7~8年前かな? 北海道の十勝地方に行った時、

フラワーシッョプのあるドライブインのようなところで、

ポット苗を買ってしまったんです。

だから、飛行機に乗せて連れてきた、という・・・笑。

 

ラベンダーに、ブルーサルビア

今は、しょぼしょぼっと咲いています。

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6月頃と秋に咲く菊(スプレー マム)ですが、

夏のはじめから蕾が出ているものの、じーっとそのままで、

やっと最近咲き始めました。

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下の左は、真冬以外、いつでも元気なエリゲロン(源平小菊)。

右は、1年中元気なハツユキカズラです(冬は葉が赤く、紅葉します)。

 

建物脇の、朝陽しか当たらない日陰花壇でフワフワーッと咲いているのは、

サクシセラ ・フロステッド パールズです。

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小さな花が集まって球体になって咲くその姿が、なんともキュート。

大きさは、ビー玉くらいかな。

シジミ蝶が蜜を吸いにきていましたが、ずーっと、長い間吸っていました。

おいしい蜜なんでしょうね。

 

 

   フロステッド パールズと並べるように植えてみたのが、

   青い花が同じように丸くなって咲く、サクシサ・プラテンシス。

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       白と青、同じ時期に咲くといいな、

    きれいだろうなと思って植えたのですが、

    こちらは、もうちょっとで開花、といった感じです。

 

 

続いては、真夏の暑さも全く平気といった風情の花たち。

左はガーベラ、右は、開きかけたペンタスです。

一昔前、ガーベラは夏に弱い花の代表格だったのに、

品種改良で、ものすごく強くなったみたいですね。

ペンタスは、まさしく夏の花壇向きの花。

これ、冬は室内の窓辺に置いて冬越しさせた、白とピンク、二つの株です。

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元気が出そうな黄色い花はへメロカリス(デイ リリー)、

右の白い蕾はアラビアジャスミンで、初夏からポツポツと咲いています。

咲くと、とてもいい香りがしますよ。

 

 

   さてさて、相変わらず写真が多くなってしまってますが、これで最後。

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    ネコジャラシ(エノコログサ)に当たる陽射しの様子が、

    「あぁ、秋の光だなぁ」と思いました。

 

 

ネコジャラシは、緑色の穂と、

上の写真のような赤味を帯びた穂がありますよね。

 

調べると、緑色の穂が出るものがエノコログサ

赤味を帯びているのはムラサキエノコロと呼ぶのだそう。

 

ネコジャラシとは俗称ですが、

実は、エノコログサという名は、犬に関係していることもわかりました。

穂が犬のシッポに似ていることから「犬っころ草」、

それが転じてエノコログサになったのだと。

へーーーーーーっ!ですね。

 

では、このへんで終わります。

 

 

父、結石の粉砕・除去は結果良好。しかし嚥下力の低下が深刻に

 

父の入院日誌、前回の続きです。

 

doronkox.hatenablog.com

 

最初に、この頃、2017年5月半ばから月末頃の庭の草花やバラの写真を。

 

父の体調は日に日に回復して、家に戻って療養できると思っていたものの、

体力、そして嚥下力の低下などが懸念され、入院が長引いていました。

高齢でもあるため、何か悪い方向へだけ進んでいくのでは?という、

絶望にも似た、底知れぬ不安感を救ってくれたのは、

庭の草花や、季節がらの野の草花でした。

 

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左/ネメシア 右/ヒューケラ

 

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左上から時計回りで、バラ・品種不明(レンゲローズ?)、ハクチョウゲ、

カーネーション、バラ・ジ インジニアス ミスター フェアチャイルド

 

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左/バラ・ピエール ドゥ ロンサール 右/バラ・ザ ジェネラス ガーデナー

 

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左上から時計回りで、バラ・バフ ビューティ、ナスタチウムオルラヤ(ホワイトレース)、木立性ミムラ

 

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左上から時計回りで、バラ・ホーム&ガーデン、バラ・トロワラス、

バラ・ホーム&ガーデン、バラ・ザ スクワイ

 

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左上から時計回りで、バラ・品種不明(レンゲローズ?)、バラ・バフ ビューティ、

バラ・バレリーナ、バラ・ホーム&ガーデン

 

*****

さて、父のこと。

5月19日の金曜日、主治医より、尿管ステント挿入後の経過が良好で、

バイタルも正常値で安定しているので、

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を行いましょうと。

父本人も承知したので、翌週月曜日に実施することに。

 

5月22日・月曜日、予定通り、一回目の体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を行いました。

父の気持ちを落ち着かせようと、施術前から私は病室に行きましたが、

思っていたような不安感はないようで、私も少し安心。

 

1時間ほどして病室に戻ってきて、「どうだった? 痛かった?」と聞くと、

少し痛かっただけで、そんなに苦痛ではないが、

トントントンという音がうるさい、と。

精神的な負担も少なそうなので、そこで私も再びホッとしました。

以後、経過を見て二回目、三回目も検討しましょうと主治医。

 

この日、病室を「バラ」の部屋から「クジラ」の部屋に移動。

 

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*****

 

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この頃、ミニトマトも育てていたんですね。黄色いかわいい花が咲いて、青い実ができ始めていました。

 

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イングリッシュローズのザ スクワイアの蕾が開きかけて。

深い赤色が好きなバラですが、残念ながら、この後の秋に枯れてしまいました。

 

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これも、微妙な花びらの色が好きなバラのジュリア。

 

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イングリッシュローズの中で一番好きかな?と思うトロワラス。

そんなに世話ができていないのに、きれいな花が咲いて嬉しかった。

 

*****

5月25日・木曜日、

嚥下力が低下してきているということで、

食事はトロミ食にしますと看護師から告げられ、

多少のショックを受けるものの、一時的なもので回復することを願いました。

 

5月26日・金曜日、

嚥下力低下による誤嚥防止のため、言語聴覚士(ST)の観察と訓練、

それに昼食時に食べ方指導を受けることに。

しかし、トロミ食になったことで、

もともとトロミのある料理が苦手だったこともあり、

食べたくないと拒否するようになってしまい、

どうすればいいやらと。

 

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5月28日、病院正門のツツジが満開、陽射しはすでに初夏を思わせるものでした。

 

5月29日・月曜日、

二回目の体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を実施。

やはり、トロミ食の食事を拒否。

「普通のご飯が食べたい、うどんが食べたい、コーヒーが飲みたい」

などと訴えるが、誤嚥回避ということで許可は出ず。

このままでは、ますます「食べる」ということから遠ざかり、

嚥下力も、どんどん低下するのではと、

父本人より、私自身が、ものすごい不安にかられました。

 

入院治療することになったそもそもの疾患である尿路結石は、

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)の結果がよく、

排尿とともに少しずつ除去され、経過は良好。

 

しかし、急性期の総合病院のため、転院しなければならない時期に。

嚥下力取り戻しのため、続けての入院・回復訓練が必要なため、

他病院へ転院しての訓練指導・療養を検討してほしいと。

その件を含め、近日中にソーシャルワーカーに相談することに。

 

*****

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カシワバアジサイは、5月末に、もうこれだけの花(白い部分はガクですが)が咲いていました。

そういえば、キュウリも2本ほど鉢で栽培。実が大きくなる早さに驚いたのでした。

 

*****

5月30日・火曜日、さっそくソーシャルワーカーが時間をつくってくれ、

転院療養などのことを相談。

療養型病院への転院のほか、介護施設への一時入所等の提案も。

ソーシャルワーカーは二人。

男性のリーダーと、「まだまだ勉強中ですが」という若い女性。

二人とも、とても親身になって相談に乗ってくださり、

終始おだやかで、にこやかで、感じもいいことに救われました。

 

しかしながら。

 

5月31日・水曜日、

高熱が出たため、その原因をつきとめるための検査。

懸念していた誤嚥性肺炎に。

軽度の誤嚥性肺炎だということだが、以後絶食になる。

 

一滴の水さえ飲んではいけないという、その絶食。

以降、いろいろな意味で、私自身の苦悩となり、心労となり、

「食べられない」ことの深刻さを、

これでもかと思い知ることになったのでした。

 

*****

 

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帰宅して19時20過ぎに撮ったバラのピエール ドゥ ロンサール。

 

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  バラのホーム&ガーデン。やはり19時過ぎなので少し暗いですね。

  このバラは、よく咲いてくれたので、撮った写真を父にも見てもらっていました。

 

*****

この頃、本当に、草花が春を謳歌しているようで、

そして、すぐそこの初夏を待ち望んでいるようで、

そのことが、どんなに私の力になったか、と。

撮った花の写真を父に見せることも含めて、

私の、頑張りの源でしたね。

 

では、父の入院日誌、次回に続きます。

 

バラ、レイニーブルー 地植えで大きく or 鉢でコンパクトに?

 

2019年春のバラの記録、今回はレイニー ブルー(Rainy Blue)です。

我が家では、まだ新入りで、鉢植えで育てています。

 

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桃色がかった藤色というか、薄紫色というか、

控えめで上品な光沢もある、いわゆるブルーローズです。

レイニー ブルーという名前が詩的というか、情緒的というか、

なんともそそられる名ですね。

あの名曲世代には、とくにね(それ私・笑)。

 

中輪ですが、細かい花びらがビッシリのロゼット咲き。

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やさしい色とツヤ、ふんわーりした、かわいらしい咲き方、

ずっと見ていても飽きないバラです。

 

黄色いシベが見えた時のコントラストもきれい。

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蕾がほどけかけた時、

花びらが3つか4つにまとまっていることがわかって、

あぁ・・・、これぞロゼット咲きの咲き始め・・・と、

バラ好きが、うっとりする瞬間です(笑)。

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ふわふわーっ、お花紙でつくる花みたいですね。

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今回は写真多いですよ~。

春のバラ、今頃画像データを整理しているんですが、

レイニー ブルーが撮影枚数No.1でしたからね。

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夕陽が後ろから射して、透けて、輝いて。

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名前はレイニー ブルーでも、晴れた朝の青空も似合います。

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小さな蕾を次から次へと出してきて、どんどん咲きます。

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日没後、よりいっそうブルーな感じ。

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枝は、あっちこっちに自由奔放に伸びて、

ちょっと暴れますね。

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以下2枚は、ジオラマモードで撮影。

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そろそろ春の終盤の頃、花数も少なくなってきました。

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うす紫から、だんだん白っぽくなってきて、

咲き始めと咲き終わりが混在する、

そのグラデーションもいいものです。

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さて、レイニー ブルーさんの今後、

鉢植えのまま、オベリスクに誘引してコンパクトに育てようか、

それとも地植えにして、つるバラらしく大いに伸びてもらって、

フェンスに花をたわわに咲かせようか、迷っているところです。

 

レイニー ブルー(Rainy Blue)

 2012年作出

 ドイツ Tantau/育種 Hans Jürgen Evers

 系統/つるバラ(CL)

 中輪/ロゼット咲き/四季咲き/微香

 



バラ、ソンブレイユ、シュートを育ててもっと咲くようにしたい!

 

バラ好きのみなさんが大きく育てて、

たわわに花を咲かせているつるバラのソンブレイユ。

なのに、私のソンブレイユは、

新苗から育てて、もう8年目か9年目になるというのに、

ただ今シュートが2本だけ。

 

そんなにいい写真は撮れませんでしたが、

春の開花の様子を記録しておきます。

 

咲き始めたのは5月7日。

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旺盛に育つつるバラなのに、鉢で育てているので、

そんなに大きく育たないのは、まあ当然かもしれません。

それでも毎年、きれいな花をポツポツと咲かせてくれます。

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去年までの4~5年間、

いろいろあって、バラの世話がきちんとはできませんでした。

今年の冬は、久しぶりの鉢の土替えを頑張ってやりました。

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白いバラは陽が当たっていると撮影が難しいですが、

それでも、曇りより晴れのほうが似合うソンブレイユ。

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今年、花が咲いている間に元気なシュートが出てきて、

それがもう2メートル以上に伸びているので、

大事に育てていきたいと思っているところです。

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今年、いい写真が撮れていなかったので、

かつてのブログにアップしている2013年5月の写真も載せておきましょう。

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うん、青空をバックに、白い花が笑顔で喜んでいるみたいです。

この時は、シュートが4本はあったかな?

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ところで、Sombreuilの発音ですが、

ソンブレイユ、ソンブロイユ、ソンブルイユ、

いろいろな表記がされていますね。

フランス語をカタカナで表記するのは難しいですからね。

 

ソンブレイユ(Sombreuil)

 1850年作出

 フランス M.Robert

 系統/オールドローズ/つるバラ(CL)

 中輪/ロゼット平咲き/繰り返し咲き/強香・中香