季節めぐり

季節はめぐり、人生もめぐる、乳がんサバイバーになりました

「デキサメタゾン」にまつわるあれこれ

何度も投稿していますが、私は現在、乳がんの再発予防目的で、エスワンタイホウ(先発名Ts-1)という経口抗がん剤を服用しています。

服用にあたって、通常の薬にはないしっかりした服用者向け冊子が渡され、そこには、さまざまな副作用が記載されています。

おかげざまで、今のところ、顕著な、生活に支障をきたすような副作用は出現していなくて、よかったー、と思っているところです。

が、経験者に聞くと、だんだん出てくるという人もいるし、その時によって、副作用の出方や強さが違うという話も。

まあ、そうなったらなったで、対処するしかないですけどね。


さてさて、大きな副作用は今のところなし、と言っても、一つ、これさえなければという、ある副作用症状に悩まされています。

それは、口内炎。

私、口内炎は以前から、子どもの頃からたびたび、2カ月に1回くらいの頻度でできてしまい、食事のびに、「あーっ、いっ、いたたたたー」と。

父がそうでしたので、もしかしたら遺伝的体質なのかも?


エスワンタイホウの副作用として高頻度であるのが口内炎。

私には、もれなくあるだろうなと予測していたら、その通り。

それも、普段より大きい口内炎ができてきて、あの粘膜が白くなる炎症が直径5ミリ以上に。泣

それが多い時は口の中に3つとか。涙

それで、口内炎ができたらコレと、事前に処方されている塗り薬が「デキサメタゾン 口腔用軟膏0.1%」という怪獣みたいな名前。

 

 

その「デキサメタゾン」、以前、母が全身にかゆみのある湿疹が出て大変だった時にも塗り薬として処方されたことを思い出して、「おっ、それを、口に・・・?」と。

デキサメタゾンは、いわゆるステロイド薬で、合成副腎皮質ホルモン剤の一種です。

それでそれで。

母が前述のように、かゆいところに塗るデキサメタゾン軟膏を出された直後、テレビのニュース音声から「デキサメタゾンを投与」という話が聞こえてきまして。

コロナ禍だった当時、アメリカの大統領だったトランプ氏がコロナになり、デキサメタゾンを処方されたというニュースなのでした。

それが2020年10月だったようです。

 

www.bloomberg.co.jp

 

えーーーーーっ、お母さんがかゆいところに塗るあのやつ、コロナの薬なのーっ、それも、強いやつって・・・、って。

日本でも、同年7月22日に、NHKが報道したニュースで、『「デキサメタゾン」を新型コロナ治療薬に推奨へ 厚労省』と。

デキサメタゾンって、塗ったり、飲んだり、打ったり、そんなすごいステロイドなんですね。

私はドクターに、
「デキサメタゾン、母がかゆいところに塗っていたし、トランプ氏がコロナで処方されていたし、口内炎になったら、私はそれを口の中に塗るんですね、食べても大丈夫なんですね、ふふふ・・・」って感じで質問したら、笑ってくれました。笑

以上、デキサメタゾンにまつわるあれこれ、でした。