季節めぐり

季節はめぐり、人生もめぐる、乳がんサバイバーになりました

押し捏ねられる心。パリの街風景とイタリアのマジョリカ壺

あーーーーーーーーっ。

今週一週間は、なんていうか、
心が常に捏ねられているような、
そんな苦しさに満ちた日々だったー。涙

私の心はパンの生地。
伸ばされて、押されて、捏ねられて、丸められて、
苦しい。
膨らもうと反発すると、それをまた押される。

私の心は蕎麦打ちの丸められた蕎麦玉。
ぐいぐい押されて、
また丸められては、ぐいぐい。
やっと押されなくなったら、
伸ばされてぺちゃんこにされて、
苦しい、痛い。

いろいろなことで、
心がいっぱいいっぱいだなーとなったのは、
けっこう久しぶり。

乳がんサバイバーになってもへっちゃらな私は、
強くなったもんだなーなんて思っていたけど、
どうも、そうでもないかもしれない。

写真の作品は、
病院の放射線治療棟の待合ルームに飾られている絵画。
誰もいない私一人の時があって、撮らせてもらった。

どれも版画作品。

パリの街をたくさん描いた児玉幸雄。

イタリアのマジョリカ壺をたくさん描いた中川一政。

放射線治療に通った25日間。

私は、このパリの街の風景と、
イタリアのマジョリカ壺を、
あぁ・・・、いいぃ・・・、と眺めまくっていた。