季節めぐり

季節はめぐり、人生もめぐる、乳がんサバイバーになりました

トロリウス エウロパエウスが、よみがえって、やっと咲いた!

 

ヨーロッパの北部から西アジアの山地に分布する原種だという

トロリウス エウロパエウス(Trollius Europaeus)。

 

今年の春先から育て始めたもので、

初夏から7月頃に咲くということでしたが、

今頃になって、やっと咲きました~!

 

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もう、うっと~りな、かわいさ、きれいさ。

 

振り返れば、開花までの道のりは厳しかったのでした。

 

私の“好き系”の“コロコロリン”としたキンポウゲ科(日本では月見草がおなじみ)の、

憧れていたコレが、春先に生協のカタログに載っていたので注文。

 

知っている人は知っているが、生協のカタログに冬から春先に載る苗は、

「根っこだけの裸苗」だったりする。

 

本当に根っこだけがビニール袋に入れられて届くので、

そのへんに置いておいたものを、それと知らない家族が、

「あれ、捨て忘れた生ゴミ?」と、ゴミ箱にポイしてしまいそうな(笑)、

ガーデニング初心者だったら「何かの間違いだ・・・」と

泣いてしまいそうな、そんな様相を呈したものが届くのです。

 

それでやはり、届いたのは根っこに少しだけ、チンチロリンと、

触ると消えてまいそうな小さな小さな葉が2枚ほど生えただけのものでした。

 

そーっと小さな鉢に植えて見守ると、葉はそれなりに成長して、

初夏から7月頃に咲くという花を、まだかまだかと期待していました。

 

でも・・・。

 

夏の暑さのせいか、
その葉が一気に枯れて、ハゲっちょろに(涙)。

 

しかし、私は、あきらめないぞ!と、

日陰に置いて、新しい芽の出没を待ったのでした。

 

それから2カ月くらいか。
期待にこたえるように芽が出て葉が育ってきたんです。

そしてついに、昨日少し開きかけ、今日、かわいく開花しました~!

 

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初夏から7月に咲くということや、トロリウスはトロリウスでも、

このエウロパエウスは、名前の通りヨーロッパの北部から西アジア

山地に分布する原種ということで、開花は半ばあきらめていたので、

もう、うれしくてうれしくて。

 

アップで撮影していますが、

花の大きさは1円玉と10円玉の中間くらいの小ささです。

 

愛おしくてたまらないので、

1輪の花を少し違う角度から撮って、何枚も載せちゃう(笑)。

 

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生まれたばかりの蕾の赤ちゃんもいます。

 

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株元を見ると、一つだった株が、三つ、四つ? になっています。

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これは期待できる?

 

今後は、この子を大きくして(株を育てて)、

毎年咲かせて充実させることが私のミッション。

 

株分けができたら、地植えにもしてみようかな。

 

憧れは、こんなふうな、トロリウスのお花畑です(笑)。

https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32150000050

 

 

小さい秋が見つかりそうな季節になったけど、春の庭を振り返る

 

8月のはじめに、

春の庭の草花について振り返ったブログをアップしていました。

doronkox.hatenablog.com

 

その続きを、と思いつつ、いよいよ夏も終わり、

小さい秋が見つかりそうな季節になってしまいました。

 

写真をズラズラーッと、ただ並べるだけになってしまいそうですが、

前回の続きを記録しておくことにします。

 

寒い時期からハボタンなどと簡単な寄せ植えにしていた

プリムラ ジュリアン。

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こちらは単独で小さな鉢に植え、バラの根元に。

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プリムラ マラコイデスも2株を単独で。

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これらのプリムラたち、なんとか夏越ししてくれていますが、

また冬に、きれいな花を咲かせてくれることを期待しています。

 

アルメリアも、夏越しができるかなと心配していましたが、

陽が当たりすぎないところですごさせて、今のところ無事です。

 

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イブキジャコウソウ、花壇の縁のグランドカバーとして植えています。

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タイムとそっくりなんですが、夏の陽射しにも負けず、

常に青々しているのはこちらかな。

 

エリゲロンも、あちこちに。

 

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今咲いている花と比べて、やはり春の花のほうが大きいですね。

 

オルラヤは、こぼれ種で毎年あちこちから芽を出して咲きます。

この繊細そうで、実はとても強ーい植物。

春の庭をひき立ててくれます。

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移植に弱いとされていますが、こちらは移植したもの。

 
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根が浅いので移植に弱いといわれるのかと考えますが、

根が張っている土ごと、ごそっと取って移植すれば、

何ごともなかったように、そこで順調に育ってくれますよ。

 

オダマキ(セイヨウオダマキ・八重咲き)、庭で自然交配したか?の品種です。

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このオダマキも、植えた覚えはないもので、

オダマキらしく横を向かないで、上を向いて咲いています。

 
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雨で、うつむいてしまったコデマリ

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長い間育てている、私のガーデニングの同士みたいな存在です。

 

コンボルブルスは、もっとたくさん咲いてほしいなぁと。

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斑入り葉のハゴロモジャスミン

 
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伸びてくる枝が垂れ下がるように、吊り鉢にしています。

 

こちらも、もう庭のあちこちに、

ちょっと困るくらいはびこっているツルニチニチソウ

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花が終わった後も、この斑入りの葉が庭の脇役にはうってつけなのですが、

なにしろ、グングン、グングンと、伸びる伸びる。

この写真の時期以降、すでに3回、バサバサと切り戻しています。

 

春の記録写真、まだまだあるのですが、

やはり多すぎてしまって、また近々続きを。

 

バラ、スヴニール ドゥ ドクター ジャーメイン、黒赤から紫に変化

 

春に咲いたバラの記録、

今回は、スヴニール ドゥ ドクター ジャーメイン(Souvenir du Docteur Jamain)です。

長い名前ですよね~。

 

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上の写真の花が開く前の蕾がこちら。

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生まれたばかりの瑞々しさと、花びらの重なりの美しさにうっとりです。

 

咲き始めた時は、黒味を帯びた端正な赤。

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香りもとても豊かです。

 

少しずつ進む色の変化があり、

花持ちがいいほうなので、その変化をゆっくり楽しめるバラです。

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やがて、黒味が抜けて、

「赤バラといえばこんな感じ」と思えるような明るい紅色に。

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さらに咲き進むと、紫色に変化していきます。

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下の写真は横から撮影したところです。

 

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鉢で育てているので、大きくはなっていませんが、

それでも、ツルの全長1.5mくらいでしょうか。

上の白いバラはプロスペリティです。

 

枝が細くしなやかで、フェンスへの誘引もしやすく、

花のステムが短いので(花首がびょーんとならない)、

「ここに、こんなふうに花があってほしい」

という咲かせ方も難しくないです。

 

そろそろ咲き終わり。

 

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もうカットしたほうがいい状態ですけどね。

しぶとく、最後の最後まで花がある様子が見たいんですよね(笑)。

 

 

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夕方遅くに撮ったので、陽が当たっていないことの影響もありますが、

最後は、こんなに紫色になりました。

 

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こちらは逆に陽が当たりすぎて反射していますが、

もうこれで最後の開花、という時です。

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返り咲きするというバラですが、

我が家では、春以降は、たまーにポツっと1輪2輪咲く程度。

地植えにして、自由に成長させたらもっと咲くのかな?

 

 

スヴニール ドゥ ドクター ジャーメイン(Souvenir du Docteur Jamain)

 1865年作出

 フランス François Lacharme

 系統/オールドローズ ハイブリッドパーペチュアル(HP)

 中輪/カップ咲き/返り咲き/強香

 

夏の終わりに思うこと

 

夏の終わり。

 

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暑いのは大大大嫌いで、

暑さにも弱いのに、

 

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そんな夏が終わっていくんだなぁと思うと、
なんだか切なく、
寂しいよううな感じがて、

 

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もっちょっと夏でもいよ~、
と思う。

 

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子どもの頃は、
もうプールにも入れない、
海に行って泳ぐのも1年先と、

 

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夏の終わりが絶望的に寂しかったよな、と。

 

 

バラ、パヴィヨン ドゥ プレイニーは密やかな魅力を垂れ流す

 

春のバラの記録、今回はオールドローズ

パヴィヨン ドゥ プレイニー(Pavillon de Pregny)です。

 

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育て始めて7~8年になります。

 

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左の花のように、上を向いて咲くことは珍しくて、

花の重みで、右のようにうなだれて咲きます。

 

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その、うなだれているところが、

このバラならではと感じるんですけどね。

 

かわいらしい蕾。

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花びらの縁が少しギザギザっとしたり。

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なんと言っても、花びらの裏が白くて、内側が濃いめのピンク、

これがパヴィヨン ドゥ プレイニーの大きな特徴の一つです。

 

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咲いたら、内側のビビッドピンクと裏の白さとのコントラストが、

こんなに目立ちます。

 

6月になってからの花は、花びらがクシャクシャっとなることもあって、

この雰囲気も見逃せません。

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手のひらにコロンと載るくらいの、中輪の中でも小さ目ですが、

花びらはギッシリ。

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これは最近、8月末の夏花です。

さすがにたくさんの花びらは携えていませんが、ふわっーと、軽い感じもいいですね。

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上の写真にある二つの蕾が開きかけて。

 

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開いたら、こうなりましたが、実は、これは上の写真の翌々日。

一番いい時の様子を、うっかり撮り忘れました。

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パヴィヨン ドゥ プレイニーは、大大大好きなバラ。

 

「そのバラの何が好き?」と聞かれたら、

色だったり、香りだったり、よく咲くかどうかだったり、

そんないろいろが好きだと答えることが多いんでしょうけど、

パヴィヨン ドゥ プレイニーは、それだけではない。

 

なんというか、生きてる感じというか、生々しいというか、

小さいのに、とても存在感があり、雰囲気があり、

ものすごく美人ではないのに、色っぽいというか、

その色っぽさも、いやらしさがないというか。

 

なんだか密やかな魅力をジワジワと垂れ流しているかのような(笑)、

そんな、不思議に惑わせる要素があるから、

だから大好き、のような気がします。

 

パヴィヨン ドゥ プレイニー(Pavillon de Pregny)

 1863年作出

 フランス ギヨー Jean-Baptiste (père) Guillot

 系統/ノワゼット(N)

 中輪/半剣弁抱え咲き(ロゼット咲きのことも)/四季咲き/強香