私が初めて手にしたイングリッシュローズ(David Austin Roses)は、
ミストレス クイックリー(Mistress Quickly/1995年作出)
2002年の真夏に向えたミストレス クイックリー。
上の写真は、その後、
夏の終わりというか、秋のはじめの開花を撮影したものだったと思います。
初めてのイングリッシュローズということもあって、
大好きなバラだったのですが、
残念ながら、3年目の夏に枯らしてしまいました。
当時の住まい、目黒区某所のベランダでのバラ栽培。
広めの道路に面した南向きのベランダで、
陽当たりが良いばかりで、
夏は暑すぎることがバラ栽培には不向きだったかな、と。
下にアップした写真も、2002年~2003年に撮影した、
今では多くがカタログ落ち(販売されなくなった)した
イングリッシュローズたちです。
当時のデジカメで撮った写真、
そして、ホームページをつくった時に当時のネット環境に合わせて、
容量を最小限にとどめてある写真なので、
画像がかなり粗いです。
シャンパン色が美しい、
コンテ ドゥ シャンパーニュ(Comtes de Champagne/2001年作出)
だんだんと色が薄らいで、
優しいアプリコット色に変化していきます。
最後、散る間際には純白になることも。
濃いピンク、花びらがギッシリと詰まった
ワイズ ポーシャ(Wise Portia/1982年作出)
あまりにも花びらが多すぎるためか、
外側の花びらが反り返って、松ボックリのようになることも。
深い赤の花と、濃い緑の葉で、存在感と品格を合わせ持った
ザ スクワイア(The Squire/1977年作出)
この写真は二番花か三番花で、少ない花びらで楚々と咲いた様子。
本来の花は、花びら多数のカップ咲きから、
やがてロゼット咲きのように開いていき、
もっと黒味を帯びた、もしくは深い紫色を含んだような色で咲きます。
かわいらしいカップ咲きの白バラ、
グラミス キャッスル(Glamis Castle/1992年作出)
ほぼ純白のバラですが、
少ーしピンクをにじませたようになることもあり、
小さな赤ちゃんを思わせる、かわいいかわいいバラ。
グラミス キャッスルは、今でも愛好者が多い
イングリッシュローズですね。
濃いピンクの花びらに黄色のシベが映える
コーヴェデイル(Corvedale/2001年作出)
深いオープンカップ咲き、花びらの一つひとつがハート型で、
元気でキュートな女の子のような雰囲気です。
続いての3品種は、イングリッシュローズが日本に出回り始めた頃に
大人気だったアプリコット色の代表格さんたち。
アンブリッジ ローズ(Ambridge Rose/1990年作出)
香りもとても強いバラで、
咲いている時に窓を開けると、ふわーっと香ってきました。
なんと言ってもヨーロッパの古い絵画に見るようなカップ咲き、
それを日本に広めた品種の一つではないでしょうか。
赤オレンジの蕾からアプリコット、ロゼット咲きの花になる
タモラ(タモーラ Tamora/1983年作出)
このバラの香りを初めてかいだ時、
「バラに、こんな香りがあるんだ!」と驚きましたね。
それが、いわゆる「ミルラの香り」だと知ったのでしたが、
ミルラの香りって、私、いまだによくわかっていません。
香り豊かな、ロゼット咲き美人バラ、
メアリー マグダレン(Mary Magdalene/1998年作出)
かわいいというより、美人さんという感じのバラ。
ティーローズ香にミルラの香りが混ざると謳われている通り、
上品な紅茶の香りに、ピリッとしたスパイスが薫るような、
そんな逸品です。
次回は、イングリッシュローズ以外の
懐かしのバラたちをアップする予定です。