今年も3月11日がやってきました。
大勢の人たちが、「3.11」に感じることをSNSなどで発信しています。
みなさんの思いを読ませていただいています。
決して忘れることができない日、
いや、忘れてはならない日に思うこと。
私には、大きな支援も、大きな行動も、
いろいろな身辺の事情があってできないですが、
あの日以降、私にもできることで、
それが日常になっていることが一つあります。
それは、いつもの生活に必要なものを、いつもの買い物の一つとして、
できるだけ被災した地域のものを選ぶこと。
とくに生協の宅配で購入するものは、
全国各地のものがカタログに載っていて、
産地(都道府県名)も記載されているので、
被災地域のものが選びやすいです。
最近届いたものの中では、こんなものがあります。
宮城県・女川町のさばの切り身。
こんな小さな支援しかできないですが、
これらを口にした私にも、
「おいしい!」「うれしい!」という贈り物が自動的に届き、
それこそ一石二鳥ではありませんか!
そして、今日という日に思うことがもう一つあります。
それは、被災地への思いも大切だけど、
世の中には被災に関係なく、
苦しい思いや苦悩を抱えている人がたくさんいて、
たとえば病気でつらい思いをしていたり、
介護だったり、子育てだったり、いじめ問題だったり、
それはそれは大変な人も、たーくさんいること。
そのため、
「被災地への支援といっても、今は何もできない」と、
うしろめたい思いをしている人もいること。
2011年3月11日以降の私自身もそんな感じの時期がありました。
何もできない私、ダメじゃん・・・、って。
でも、今自分の周りに起きている問題の解決で精いっぱい、
それなら、そのための生活や行動に一生懸命で、それでいいんだよと、
自分に言い聞かせる日々もありました。
だから、「3.11」は、被災地、被災した人たちのみならず、
困っている人、助けてほしい人に目を向けられる、
そんな「思いやりに満ちた人々であふれることを願ってやまない日」
でもあると思いたいです。